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令和2年春季全国火災予防運動の実施と火災予防の徹底について

令和2年春季全国火災予防運動が3月1日から3月7日まで実施されております。

火災の危険性を把握し、火災に遭わない環境づくりを心掛けましょう。

 

火災の原因は全国で放火及び放火の疑いやたばこが多く、徳島中央広域連合管内では、火を使用する機器や配線を原因とする火災が多くなっています。

 

● 放火による火災

放火による火災は、不特定の者が出入りできる人目に付かない場所で発生することが多く、建物とその周辺の物に放火されています。また、深夜から明け方にかけての発生が特に多くなっています。

放火を防止するためには、地域ぐるみでの予防対策が重要です。火災に対する危機感を持ち、地域の住民同士で協力して予防対策を図りましょう。

... 予防対策 ...

・ 家の周りを整理整頓する。

・ 死角となる場所に燃えやすいものを置かない。

・ 物置や倉庫など、普段人がいない場所には鍵をかける。

 

● たばこ

火をつけたたばこの先端は700~800℃と非常に高温で、衣類などに火をつけるだけのエネルギーをもっています。たばこを吸うときは喫煙マナーを守り、喫煙後の消火を確認する習慣を身につけましょう。

たばこの火はすぐに燃え広がらない場合が多く、外出や就寝後に出火するケースがあります。中には、たばこの火が燃え移ってから数時間経過した後に出火したという事例もあります。

... 予防対策 ...

・ 寝たばこは絶対にしない。

・ 灰皿には水を入れ、必ず灰皿のあるところで吸う。また、灰皿に吸い殻をためないようにする。

・ 完全に消えていない吸い殻はくずかごに捨てない。

 

● ストーブ

ストーブは、使う人のちょっとした気の緩みや不注意から火災になることがあります。設置場所、取り扱いや給油方法にも十分に注意が必要です。

ストーブの上に洗濯物を干したり、ストーブのそばにカーテンや家具があるなど使用中にも危険が潜んでいますし、火をつけたまま給油する、火をつけたままストーブを移動させるなどの危険な取扱いはしないようにしましょう。

... 予防対策 ...

・ 燃えやすいものの近くや、物が接触・落下するおそれのあるところでは使用しない。

・ 外出時、退出時には必ずストーブを消す。

・ 給油や持ち運びは火が完全に消えてから行う。

・ 給油は灯油であることを確認する。絶対にガソリンは給油しない。

 

● 電気器具

電気器具に接続されたコンセント部分にほこりがたまっているり出火するケースもあるため注意が必要です。また、使用については配線を束ねて使っている、たこ足配線をしている、配線が折れた状態で使っているなども火災を引き起こす危険があります。

... 予防対策 ...

・ 電気のコードをカーペットや家具の下敷きにしない。

・ 壊れたコード(被覆が破れているなど)を使用しない。

・ 家具類などに隠れているコンセントは、ほこりをためないように定期的にチェックをする。

・ たこ足配線をしない。

・ 電気器具の使用後はプラグを抜く。

 

◇ 住宅用火災警報器を設置しましょう

住宅用火災警報器は、感知器を壁や天井に取り付けることで、火災の初期に発生する熱や煙を感知し、警報音や音声により知らせ、逃げ遅れによる死者を減らすもので、消防法によってすべての住宅に義務付けられています。

 

◇ 住宅用火災警報器のメンテナンスをしましょう

すでに住宅用火災警報器を設置している場合は警報音や音声が鳴るかテストをしましょう。テストは住宅用火災警報器の「ボタンを押す」または「ひもを引く」と、テスト音が鳴ります。

また、住宅用火災警報器にほこりやクモの巣が付くいている場合は火災発生を感知しづらくなりますので十分にしぼった布若しくは乾いた布でふき取りましょう。

 

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