震災対応救助訓練を実施しました

 この度の令和6年能登半島地震により犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆様、また、ご家族・関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 また、被災者の救済と被災地の復興支援のためにご尽力されている方々に深く敬意を表します。
 被災地域の皆様の安全と、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

徳島中央広域連合消防本部

 徳島中央広域連合消防本部では倒壊家屋や瓦礫から要救助者を救出することを目的とした震災対応訓練施設を東消防署に設置しております。その施設において救助隊24名が大規模地震発生を想定し、救助資器材を活用した人命救助訓練を行い、震災救助技術の向上及び隊員間の連携強化を図りました。

 

 震災対応訓練施設(東消防署)

  東消防署西側敷地内に職員が自らアイデアを出し、工夫を凝らしながらヒューム管やU字側溝を配置して平成27年に完成しました。また、建設にあたっては、管内事業所から資材等のご提供をいただきました。ご協力いただきました事業所の皆様、心より感謝申し上げます。

  訓練施設をフル活用し、地域の安全安心を守るため日々訓練に励んでいます!

  

 地震に備えましょう!

令和611日に石川県能登地方で発生した地震(令和6年能登半島地震)では最大震度7を観測し、この地震により総務省消防庁から指示を受け被災地に向かった新潟県など11府県の「緊急消防援助隊」約1900人のうち、発生72時間以内の14日までに石川県珠洲市や輪島市の被害集中地域に入り活動できた隊員は約半数にとどまりました。道路損壊や土砂崩れの多発で大型消防車などの走行が阻まれたのが要因で、震災対応の課題を改めて認識させられました。

このように大規模地震が発生した場合、私達、消防職員が助けられる「公助」には限りがあります。発災した場合は、自分の安全を守る「自助」、地域や身近にいる人同士で助け合う「共助」がとても重要になってきます。今一度、地域の避難経路、危険個所の把握や災害備蓄品の確認をしておくなど、この機会に家族で「防災」について話し合ってみてください。

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