救急車を呼ぶ|応急手当の基礎知識|高齢者救急メモ

救命に必要な応急手当フローチャート


(3) 口の中を調べる
親指を上の歯に人差指を下の歯に当て、交差させてあける。
異物(食物、吐物、血液、入れ歯など)がないか口の奥までよくみる。
入れ歯は外れそうになっている時は取り除く。

(4) 異物を取り除く
顔を横向きに寝かせハンカチかガーゼを巻き付けた指で異物をかき出す。
指で異物を口の奥に押し込まないようにする。

(5) 気道の確保
(気道の確保とは、口鼻からのどを通り肺にいたる呼吸の通り道をスムーズにすること)
仰向けに寝かせ額を下げ、あごを持ち上げるようにして気道を確保する。

(8) 呼吸の確認
気道を確保した状態で自分のほほを倒れている人の口、鼻に近づけ吐く息を感じ取る。
倒れている人の胸、腹を注視し、上下の動きを見る。

(7) 人工呼吸
気道を確保したまま倒れている人の鼻を親指と人差指でつまむ。
倒れている人の口をおおい息を1回静かに吹き込む。
吹き込んだ後は顔を倒れている人の胸の方を向き、胸の動きとはく息を確認し、更に1回吹き込む。
人工呼吸は呼吸が完全に回復するか、救急隊や医師に引き渡すまで続ける。

(8) 脈拍の確認
あご先を引き上げた状態で、のどぼとけから横にずらした首の脇のくぼみの部分に人差指と中指の2本をあて、静かに5秒間脈拍を調べる。
脈拍があれば人工呼吸を続ける。なければ心臓マッサージと人工呼吸を行う。

(9) 心臓マッサージと人工呼吸(心肺蘇生)
必ず両手でひじをまっすぐに伸ばし胸を3.5〜5センチ垂直に圧迫する。
15回の心臓マッサージと2回の人工呼吸を繰り返す。
               
 

救急車を呼ぶ|応急手当の基礎知識|高齢者救急メモ|