広域計画


平成14年4月1日議決

1.広域行政圏計画の基本方針に関すること
(1)広域行政圏計画の基本方針に関すること
 吉野町、土成町、市場町、阿波町、鴨島町、川島町、山川町及び美郷村(以下「関係町村」という。)で構成する中央地区広域市町村圏(以下「圏域」という。)は、少子・高齢化、人口減少社会の到来や高度情報化、国際化といった急速に変化しつつある社会経済情勢や地方分権の流れに対応しながら、圏域の特性に応じた産業の振興と住民の生活環境の近代化をはかり、魅力ある地域社会「広がる交流 輝く暮らし 水と緑の徳島中央交流圏」の構築をめざす。

 このため、次の諸施策を推進する。
  1. 自然があふれる、美しい徳島中央を創造する
  2. 地域が輝く、活力ある徳島中央を創造する
  3. 心がかよう、あたたかい徳島中央を創造する
  4. 人が輝く、文化香る徳島中央を創造する
  5. 交流広がる、にぎわう徳島中央を創造する
 幸いにも圏域には、各地域に産業・観光・福祉・医療・教育・文化等特色ある資源が広範に分布している。これらの特性を再認識し、有機的・複合的に連結することで、高次かつ多様な機能発揮の可能性が導き出され、これにより新たな地域発展、住民福祉のさらなる向上が期待できる。
(2)広域連合と関係町村の役割
 徳島中央広域連合(以下「広域連合」という。)は、一部事務組合を含む広域行政を円滑に推進し、活力ある地域づくりのため、情報収集やネットワ−クの構築、効率的な経営システムの確立に向けた調査研究等に取り組むこととし、関係町村はそれらを総合計画に反映させる等の役割を担うものとする。
 
2.ふるさと市町村圏計画の基本方針に関すること
 多軸型国土構造の形成をめざし、創造性と多様性に富んだ豊かな圏域づくりを促進するため、広域連合に中央地区ふるさと市町村圏基金(以下「基金」という。)を設置する
 基金は、その運用から生ずる収益を活用し、圏域の創造的・一体的な整備振興を行うため「中央地区ふるさと市町村圏計画」を策定し、次の事業を推進する。
  1. 地域が輝く、活力ある徳島中央を創造するために、アンテナショップ出店事業や広域観光事業、広報活動の推進を行なう。
  2. 人が輝く、文化香る徳島中央を創造するために、人材の育成事業、歴史文化に係るイベント事業を行なう。
  3. 交流が広がる、にぎわう徳島中央を創造するために、情報通信網の構築事業、他圏域との交流事業を行なう。

3.介護認定審査会の設置及び運営に関すること
 介護保険については、要介護及び要支援認定に係る審査・判定の公平性、客観性、専門性を確保するとともに、専門的な事業運営と事務処理体制の整備を図り、圏域住民の福祉の向上を推進するため介護認定審査会を設置し、介護認定審査に関する事務を行う。
  1. 広域連合及び関係町村は、広域連合が行う介護認定審査に関する事務について、介護保険制度全体での位置付けを確認し、事務の円滑で適正な実施について、 相互の責任及び協力体制を構築し、圏域住民の福祉の向上を図る責務を共有する。
  2. 広域連合は、介護認定審査に関する事務の実施体制を確立し、関係町村との連絡調整を図り、介護保険制度、実施状況等を調査研究し、事務の効率化を推進する。

4.消防(消防団事務は除く。)及び救急業務の設置・管理・運営に関すること
 広域消防は、地域住民の生命・身体・財産を、火災・災害から保護すると共に構成町村の消防団との連携を図りながら予防行政の強化、装備の近代化を進めながら救助救急業務を行っています。
  1. 広域関連町村で、建物・危険物施設の点検や火気使用施設・消防用設備の維持管理状況の点検・検査を実施し、火災予防に努めると共に業務の円滑化を図る。
  2. 近年高齢化が進む中で救急業務の需用は年々増加しており、また応急処置の内容についても高度な技術が求められる情勢になってきました。救急業務のニーズに的確に対応できるように救急救命士の養成・高規格救急車の導入を図る。

5.一部事務組合の統合に関すること
 地方分権、地方自立の時代に対応した、広域行政機構の体制強化を図るため、阿北消防組合をはじめとする圏域内一部事務組合の整理・統合について、検討する。

6.広域計画の期間及び改定に関すること
 この広域計画の期間は、原則として、平成13年度から平成22年度の10ケ年とするほか、5ケ年を単位として見直しを行うものとする。ただし、広域連合長が必要と認めたときは、随時改定を行うものとする。


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