すべてを必ず揃えなければいけないわけではありません。参拝は心でするものですから。でも、せっかく行くなら、弘法大師の分身とも言われる金剛杖、納経帳、納札、線香、ろうそくは持っていきたいものですね。ツアー開催元でも揃えてもらえるほか、一番霊山寺でも整えられます。

 揃えたいもの
◇ 金剛杖(こんごうづえ
遍路を導く弘法大師の分身として大切に扱う。
◇ 納経帳(のうきょうちょう
霊場の礼拝、読経を終えてから、ご朱印をいただく。
◇ 納札(おさめふだ
住所氏名を記して、各霊場の本堂と大師堂の2ヶ所の納経箱に納める。巡礼の回数によって色が異なる。1〜4回の白札から100回以上の錦札まで6種類。
◇ 線香・ろうそく

 その他
◇ 菅笠(すげがさ
梵字を真ん中に4つの文句が書かれている。煩悩を捨てて仏の世界にはいるという意味。「同行二人」と書き込む。日よけ、雨よけにもなる。
◇ 白衣(はくえ)
背中に梵字と「南無大師遍照金剛 同行二人」の文字が記されている。道中着と、ご朱印をいただく納経用白衣は別に用意する。
◇ 輪袈裟(わげさ)
礼拝の正装具。「四国八十八ヶ所巡拝 南無大師遍照金剛」と記されている。
◇ 頭陀袋(ずたぶくろ)
納経帳や経本、タオルなどの持ち物を入れ持ち歩くのに便利。
◇ 納札入れ(おさめふだいれ
◇ 納経掛軸(のうきょうかけじく)
納経所で納経帳といっしょに出す。
◇ 持鈴(じれい)
読経の際に振る。魔除けの音でもある。
移動中は頭陀袋などに入れ、音をさせない。
◇ 経本(きょうほん)
般若心経や十三仏真言など四国霊場用のもの。
◇ 数珠(じゅず) ◇ 手甲(てっこう)
◇ 脚絆(きゃはん)◇ 地下足袋(じかたび
( 写真協力:株式会社アトリエ香川 )